青焼きの考察

昔ながらの「青焼きコピー」ですが、一概に古いからと一蹴するのではなく、メリットもあるんです。勘違いされている方も多いので、すこしばかりコピー屋の視点で書いてみます。

足立コピーセンター 図面出力、CAD出力、製本、図面電子化
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<おしらせ>

現在弊社では、青焼きの取り扱いが終了いたしました。

長年のご愛顧ありがとうございました。

昔の青写真は?

ジアゾ式の青焼きに成る前の「青写真」といわれるものは
「サイアノタイプ」もしくは「日光写真」
ともいって写真/複写の技法で光の明暗が青色の濃淡として写ったものです。

青地に白の複写は陰画(コチラが「青写真」になります)
白地に青の複写は陽画(コチラが「青焼き」になります)
と言います。

青焼きにも乾式、湿式と2種類あり発色が違うのですが、通常複写業者が扱っているのが乾式の方で、でた当初「白焼き」なんて言われておりました。現在よく見る青焼きはうっすらとは青い色が乗ってはいますが、青写真の頃の青地に白にくらべれば白かったですので、「白焼き」といわれておりました。
なお、現在は「白焼き」というと「PPC(普通紙コピー)」を意味しますので、当初とは変わってきました。

青焼き(ジアゾ焼付け)コピーとは?

ジアゾ複写機は「青焼き複写機」のことをいいます。また、PPC複写機のことを白焼き複写機と一般的に言われています。青焼き複写機は昭和30年前半に普及タイプの青焼きマシンが本格的に商品化され爆発的に導入されました。その後白焼き複写機が販売され、事務用サイズは白焼きにプロセス変換され現在の青焼き複写機は、A1サイズ以上の図面用の機械が主流となっております。 青焼き複写機が根強く導入されているのは

 (1)コストが安い(コピー単価・マシン価格)
 (2)等倍精度が良い
 (3)設置面積が少ない
 (4)改ざんができない

等が主な理由です。

青焼き複写機には、  
 1.アンモニア液を使用する乾式タイプ
 2.現像液を使用する湿式タイプ
 3.液を使用せずに加熱により現像する熱式タイプ
があります。

各々の現像方式には、メリット・デメリットがあり使い分けられています。

青焼きの方式の違い比較

<湿式>

メリット
機械安価
立ち上がり早い
消費電力小
デメリット
コピーの変退色が大
こぼれや機械のべとつき

<熱式>

メリット
コピー変退色少ない
軽量コンパクト移動容易
デメリット
大処理能力低い
消費電力中

<乾式>

メリット
高画質
処理能力が高い
デメリット
アンモニの臭気の処理
機械高価格
消費電力大

現在我々複写業者が言う、「青焼き」と言われるものは「乾式」になります。

現在の青焼き(ジアゾ式)のコピーは環境問題もあり、年々取り扱い量も減ってきております。機材の生産も既に終了し部品供給も厳しい状況になってきました。また感光紙の供給も平成28年3月で終了(予定)する事になり、いずれなくなります。

ジアゾ式の青焼き機の環境問題は劇薬であるアンモニアを使うのが最たる理由のようで、またアンモニア臭気も脱臭機をつけても機械から若干漏れますので、これあまり宜しくないです。またアンモニア水を揮発させるための熱源がありそれを冷却させる為外にダクトが必要になります。この揮発させる熱源の為大量の電気も消費。今時の電力セーブ機能がついたコピー機とは全く違い、電源が入ってる間は電力を消費続けてます。

ひと昔前のコピーの花形であったジアゾ式も環境問題に絡んだメーカーの撤退により、その使命を終えようとしております。


資料参考(引用含)

リコー株式会社